小学生6年の時、父に一眼レフを渡された。
もらったわけではなく、もちろん貸し出し。
面白くてたまらなく、撮りまくった。
お金がないので、当時安価だった白黒フィルムで。
現像もプリントも安価だった。

父からも影響は受けたが、撮った写真を現像・プリントに出していた近所の写真屋さんに、大きな影響を受けた。
私の仕上がった写真を広げ、「この写真はこうした方がいい、ああした方がいい」と、ガキを相手に真剣に「講義」をしてくれる。
若いから、スポンジのように吸収する。

中学3年で写真部を立ち上げ、校内に暗室を構える。写真にかかる費用は新聞配達。
その間も、顧問の言うことは聞かず、その近所の写真屋さんの講義を受け続けた。
美術の先生にも写真を持っていって、講義を受けた。
今思うと、なんというヴァイタリティーか。

高校は吹奏楽部に専念。写真は趣味に。
どちらも、それはそれはお金がかかる。
高校生の分際で、家庭教師を始めた。
高校は福岡市の西新にあるが、西新の近所にかなり優れた街の写真屋さんがあった。
そしてそこの常連になった。色々ハイレベルなことを指南してくれるからだ。

その7年間は大きかった。そして濃厚だった。
父・近所の写真屋、写真部、西新の写真屋、何かが欠けてもここまで写真を「好き」になっていなかっただろう。
時は大きく流れて、今度は福岡市南区に「かなでるフォト」という写真館を開設。

現在、それらの方々に感謝はもちろんしているが、
私のちびっこの頃の近所の写真屋さんみたいに、
チビっこカメラマンに真剣に向き合って、写真好きを育てたいとすら考えているほどだ。

私は、両親と近所の皆さんに育てられた。その影響は、いまだに続いている。

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福岡市南区平和2丁目7-24
家族写真・プロフィール写真スタジオ
かなでるフォト 代表 いしばし
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